省令準耐火構造の家を建てるメリット

こんにちは('◇')ゞ
鈴木です(^^♪
ここ2日でググっと秋らしい空気に変わりましたね(^^)/
作業場には彼岸花が咲き(暑さ寒さも彼岸まで)と言うように植物は凄いなーと感じます。

さて今日は、省令準耐火構造の家を建てるメリットについてお話しします。
最近のお客様のほとんどが省令準耐火構造をご希望されます。
どんなメリットがあるのでしょうか・・。

そもそも準耐火構造と省令準耐火構造の違いは?
住まいがどれくらい火災に強いのかを示す基準は、

・耐火構造
・準耐火構造
・防火性能
・省令準耐火構造

と種類が多いです。
ただ、名前が似ていても、実際には求められる基準の高さや取得のしやすさが大きく異なるので、注文住宅を建てるならそれぞれの違いを簡単に知っておきましょう。

準耐火構造とは?
準耐火構造とは、建築基準法の「準耐火構造基準」をクリアしている建物のことです。
準耐火構造の条件は、

・住宅の基礎である壁や柱、床などに一定以上の耐火性能がある
・火事が起きてから最低でも45分間は家が倒壊したり、延焼したりしないこと。

なお、建築基準法において、最も耐火性能の高いグレードは、火災発生時に1時間以上建物の倒壊や延焼を防げる「耐火構造」です。
ただ、耐火構造の住宅は鉄筋コンクリート造クラスの高い防火性能を求められるため、木造住宅だとそう簡単に取得できません。

準耐火構造は、適切な対処を施せば木造の一戸建てでも無理なく基準を満たせるため、広く利用されています。


省令準耐火構造とは?
省令準耐火構造とは、「住宅金融支援公庫」が運用している耐火基準のことです。
おもに、フラット35などの住宅ローンを利用する際の条件として利用されています。

基本的には、
・延焼を防ぐ
・部屋から部屋へ火事の被害を広げないようにするための防火性能を求めており、耐火構造や準耐火構造よりも基準がゆるいです。

建築基準法では、

・耐火構造
・準耐火構造
・防火性能

という3種類の基準を設けています。
耐火構造や準耐火構造は、火事の強さを保証する基準ですが、防火性能に関しては「隣家で火事が起きたとき、一定時間延焼を防ぐ」という基準です。
省令準耐火構造の耐火性能は、壁や屋根など住宅の外側だけに延焼対策を求める防火性能に、部屋ごとの火事対策を付け足したようなもの。

「防火性能では心もとないけど、準耐火構造を取得するのも面倒」

という場合に便利なので、注文住宅では、準耐火構造ではなく省令準耐火構造をクリアしているものが多いです。

省令準耐火住宅として認められる条件は?
省令準耐火住宅の条件は、

・住宅金融支援機構が決めた仕様をクリアしている
・ツーバイフォー住宅、または木造軸組工法住宅である
・その他、機構が認めた住宅・工法を使った建物であること。

省令準耐火住宅の認定を実施しているのは、フラット35などを提供している住宅金融支援機構です。

そのため、機構の認める条件を満たしている必要があります。
具体的に必要なのは、

・耐火性能の高いボードや断熱材等の利用
・部屋から部屋へ火が燃え移らないようにする間取りの工夫
・火の広がりを防ぐファイヤーストップ材(分厚い断熱材など)の設置などです。

ツーバイフォー工法か木造軸組工法かによって若干基準が変わるため、事前に住宅金融支援機構のホームページを調べて利用条件を確認しておきましょう。

省令準耐火住宅の特徴・メリット
・省令準耐火住宅の特徴
省令準耐火住宅の特徴は、一般的な木造の一戸建てよりも火災に強いことです。

木造住宅は火に弱いというイメージを持たれていますが、出火率自体は鉄筋コンクリート造の建物とそれほど大きな違いがありません。

ただ、住宅のすべてに完ぺきな耐火性能を求めると、予算がいくらあっても足りないため、省令準耐火住宅では、

・外部からの延焼防止
・各室防火
・他室への延焼遅延

の3点に注目して基準を設けています。

一つ目の特徴である「外部からの延焼防止」とは、隣で火事が起きた場合に隣家から火が燃え移らないようにするための対策です。
具体的には、住宅の外壁や屋根といった外側部分の建材に耐火性能の高いものを採用します。
仮にすぐ隣の家から出火しても、自宅に燃え移るまである程度の時間耐えることができれば、火事の拡大を防げます。
自分の家だけでなく、周辺住宅の被害を抑えるという意味でも役に立つ住宅性能です。

二つ目の特徴である「各室防火」とは、家の中で出火しても、一定時間その部屋から火が出ないようにするための対策となっています。
空間を部屋ごとに区分けし、壁や天井に火に強い建材を利用することで、ほかの部屋に火が燃え移るのを防ぐという取り組みです。

火事が起きても他の部屋に燃え移るまで時間を稼げれば、消防に連絡したり避難したりする余裕が持てますし、消化器を持ってきて初期消火をすることもできます。

最後の特徴である「他室への延焼遅延」は、各室防火で防ぎきれない火の回りを、できるだけ遅らせるための対策です。

木造住宅では、壁と壁の間や天井裏などに火の手が回ると、あっという間に住宅全体へ火が広がってしまいます。
ところどころに断熱材を仕込むことで、火の進行を遮って火災の被害拡大を抑えようという考え方です。

・省令準耐火住宅のメリット
省令順対住宅のメリットは、火災保険が安くなること。

火災保険の保険料は、住宅の構造によって決まります。
家の構造には「M構造(火災に強い鉄筋コンクリート)」「T構造(火災対策を施している木造)」「H構造(防火対策をしていない家)」の3種類があり、M構造かT構造だと火災のリスクが少ない分、保険料も安くなるのです。

具体的な保険料は火災保険の会社によって違うものの、H構造からT構造になると半額程度になります。
10年分の火災保険料を仮に11万円だとしたら、5万円以上節約できる計算です。

省令準耐火住宅にした場合の注意点
省令準耐火住宅にすると、耐火性能アップの工事をしない場合と比べて建築費用が上がってしまいます。

また、壁や天井にファイヤーストップ材を入れるといった工夫が必要になる分、住宅の間取りやデザインが多少制限されてしまうことも覚えておきましょう。

壁や仕切りを使わず、家全体をひとつの空間として使用するような間取りは実現できません。

まとめ
木造住宅を建てる際、「省令準耐火構造」にすれば火災保険料を半額以下に抑えることができます。

耐火性能アップの工事にお金はかかりますが、一戸建てを所有するなら火災保険の加入はほぼ必須です。

省令準耐火住宅にすると火災にも強くなりますし、長い目で見れば省令準耐火住宅にするためのお金も回収できる場合もあるので、余裕があれば省令準耐火住宅を検討してみましょう。

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家の予算がオーバーしたときに1番効果的な方法

こんにちは(^_-)-☆
鈴木です(^O^)/
台風が近づいてますね。被害が出ないといいのですが・・。
皆さまお気をつけてお過ごし下さい。
今日は、お家を建てる時に一番の心配事・・予算についてです。

ほぼ全員が必ずと言っていいほどぶつかる壁。

それが予算です。

お金がいくらでもあるという人以外は、必ず1度は家の予算で悩むのが普通なんですね。


でも、予算がオーバーしそうであったり、予算がオーバーしたからといって落ち込む必要はありません。

予算オーバーするということは、より家の中身を精査するチャンスとも言えます。

そこで今回は、予算オーバーした時に必ず知っておきたい具体的な方法をご紹介したいと思います。


予算の優先順位

家の予算の中で、まずはどこに予算をかけるのが長期的な目線で見ると1番効果的なのでしょうか。

家にはいろんな部材が使われていますが、構造材や断熱材、外壁などにお金をかけるのが長い目で見ると1番大きな効果を発揮します。

後から変更するのが難しいところは、優先順位が高くなるんですね。


構造材や断熱材は、家ができるにつれ壁の中に隠れてしまい見えなくなってしまうので家ができてから意識することは少なくなりますが、構造材は家の耐久性や地震の際に家族を守ってくれるものになりますし、断熱材も家での快適さに大きく影響してくるので、劣化しやすいものを入れてしまうといつの間にか隙間がどんどんできていって断熱材の役割を果たしてくれないなんてことも有り得ます。

また、外壁材や屋根材も安いものから高価な物までありますが、部材の耐久性は、ある程度価格に比例してきます。

安い物ほどメンテナンスにお金が掛かる傾向があるという訳ですね。

そのため、できれば時間が経っても劣化しづらく、また見た目も経年変化を楽しめるものを選ぶのがベストと言えます。

一方、長い目で見て優先順位が低いものとは何でしょうか。

それは設備機器です。

特に、キッチンやお風呂などは10年ほどすると劣化が目に付くようになりますし、20年もすると故障をしたり不具合が出てきて交換を考える必要が出てきます。

設備機器は、どちらかというと消耗品のような位置づけになるんですね。

そのため、合理的な視点で見ると設備にお金をかける優先順位はどうしても低くなってしまいます。

では、構造材など目に見えにくいところにお金を掛けて、設備機器の予算を抑えれば良い家ができるのかというと、そう簡単な話でもない部分が難しいところ。

設備機器は選ぶのが結構楽しく、こだわりたいという方も多くいらっしゃるからです。

たとえば男性は構造関係、女性は設備関係にこだわる方が多く、単純に予算の優先順位だけで家づくりを進めてしまうと後で不満が残る結果になってしまうことも有り得ます。

設備機器は毎日使う物なので目につきやすく、最悪のケースでは設備機器を見るたびに「本当は他のキッチンを入れたかったのに」など不満を感じてしまうなんてケースも起こってしまうことも。

そのため、設備にどれくらいこだわりがあるか。

この部分を見ながらバランスを取っていきたいですね。


その次に優先順位が低いのは外構工事

最初に外構工事を全て終わらせられればベストですが、駐車場やアプローチなど生活するのに最低限必要な工事をしておけば、あとで塀を作ったり駐車場に屋根を付けたりというように外構は手を加えることができるので、家の構造材など後で手を加えられない場所へ優先的に予算配分するなどバランスを見ながら調整できるとベストです。

もちろん、外構は家の外観や庭の使い勝手、家の中からの眺めなど生活全般を豊かにしてくれるところなので、予算はカットしすぎないように。

また、家の見た目は家の本体が7割、残りの3割が外構で決まってきます。

木を1本植えて家の色彩に緑を加えるだけでも家の見た目はグッと変わってくるので、効果的な場所に予算を使っていきたいですね。


家は完成して終わりではなく、実際に住み始めてからが本当のスタートなので、住んでから後悔ばかりの生活ではなく、やっぱり楽しい生活を送りたいですね。

では、家の予算がオーバーした場合、何に注目すればいいのでしょうか。

それは家で叶えたいことの優先順位です。

家の予算の優先順位

家を建てる時に重要なのが、「家で叶えたい事の優先順位をつけること」。

この優先順位をつけることが大事

優先順位の高い物は必ず叶えないと家を建てる意味がありませんし、できれば叶えたいものは家全体のバランスを見ながら採用、不採用、もしくは代替案も取り入れながら、あなたに合った家は作られていくんですね。

これは間取りもそうですし、設備などの仕様決めにも同じことが言えます。

優先順が高い物は、思い切ってお金を掛けても後悔することはありません。

それを叶えたいために、家を建てる事をあなたが選択したからです。

では、優先順位の低い物はどうでしょうか。

間取りをつくる際もそうですし、仕様選びでも同じ事が言えますが、家づくりの最初の段階では優先順位の低い物も、家の間取りであったり仕様の中に含まれている事が多くあります。

土地の広さの関係で家を大きくできなかったり、予算との差が大きいなど物理的に不可能な場合は間取りに反映できませんが、そうでない場合は優先順位の低い物も「できるだけ間取りの中に入れたい」と普通は考えます。

するとどうなるでしょうか?

家の中に優先順位が高いもの、低いものが混在している状態になるんですね。

そして、ここに予算を調整するヒントが隠されています。

予算をオーバーした際、対策としては次の2つの方法が考えられます。

1つは、いろんな要望を叶えるため、家全体の仕様、例えば構造材のグレードを下げたり内装のグレードを下げる方法。

もう1つは、優先順位の高い物は採用して、優先順位の低い物は仕分けをした上で思いきって捨ててしまう方法の2つです。

では、どちらの方法が家ができてからの満足度が高いのでしょうか?

満足度が高いのは圧倒的に後者だという事です。

優先順位の低い物はきっぱりとあきらめて、優先順位の高い物に力を入れた方が満足度が高くなるんですね。

そして満足度を高くするためには、家づくりで納得できているかどうか。

この納得できているかいないかで、満足度は大きく違ってきます。

例えば、仕様を下げる場合は「仕方なく下げた」という感覚が残り、家が建ったあともイマイチスッキリしないケースが多いです。

インテリアで例えてみると、「予算が無いので、とりあえず価格の安い家具を揃えた部屋」と言う感じがどうしてもしてしまうんですね。

もちろん、価格の安い家具でも家の雰囲気をよくすることも可能ですが、雰囲気を良くするためにはとてもセンスが必要になってくるので難易度がとても高くなります。

そして、全体的に仕様を下げた場合は視覚的にもよく目につくので後悔しやすくなってしまいます。


一方、優先順位を元に必ず必要な物、あきらめる物をハッキリした場合、家の仕様に影響はまったくありませんし、より必要な物が詰まった濃縮な空間にすることができます。

そのため、満足度が落ちる事がほとんどありません。

このように予算がオーバーした場合、1度家の優先順位を振り返って見て、整理するのが1番の解決策となります。

優先順位を整理しても予算が合わないようなら、

「家の予算アップのための方法を探す」

もしくは、

「その工務店や住宅会社とは縁が無かった」、「家を建てる時期を遅らせ資金を貯める」ということも選択肢に入れるべきなんですね。


住宅会社にとっては家を建ててもらいたいので、「仕様を落とす」ことを勧められることがありますが、その場合は「仕様を落として家を建てるくらい本当にその会社で家を建てたいのか」を一度振り返ってみる時間を取ることをオススメします。

家づくりを進めていると何としても家を建てるという気持ちになりがちですが、どうしても予算が厳しい場合は一度冷静になって考えるのも家づくりにとってはとても大切なことなんですね。

これまで1度家づくりをお休みし、何年か経って時期を改めて家を建てられた方を何度も見てきましたが、そのような方は最初に家づくりをしていた時と比べて要望も洗練され、完成した家の満足度がより高くなっているのがほとんどです。

家を建てることは目的ではなく、楽しい生活を送るための1つの手段。

これを忘れずに家づくりをしたいですね。

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