来月棟上げに向け墨付け切込みを開始しました。

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最近はプレカットの機械も優秀になり、コンピュータと連動して、かなりの精度で刻み加工ができるようになりました。しかし、自然木の曲がり梁などは、プレカットでは扱えません。「手で刻む」からこそ、四角い材木ばかりでなく、丸太や自然木をも活かした木の家づくりができるのです。

「仏作って、魂を入れる」と言いますが、大工が自分の手をかけて刻んだ材と、工場から運ばれてくる材とでは、魂の入り方が違います。まっさらな材を、そのご家族のことを思い浮かべながら刻む。そのようにして、一棟一棟、コツコツと作る。実はそこに、プレカットと手刻みのいちばん大きな違いがあるのではないでしょうか。

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