手刻みとプレカットの意味

おはようございます(^^♪
広報兼総務のスズキです(^^)/

今週も張り切って頑張りましょう!

先月より、グラシアホームの作業場では、自社の職人達が毎日せっせと木を刻んでいます。
墨付けからスタートし約1か月になろうとしてます。
住宅メーカーでは絶対に見れない作業を間近で見れて凄く勉強になります。

今日は簡単に、手刻みとプレカットについて説明したいと思います。


現場で家を組み上げていく前に、土台・柱・梁などの構造材を図面通りの長さにしたり、接合部分(仕口・継手)の加工が必要となります。

その加工を従来通り大工の手作業でやることを「手刻み加工」

コンピュータ制御の機械で行なうことを「プレカット加工」といいます。

10年前はプレカット加工が全体の約80%と言われていましたが、現在では90%ぐらいになっているかもしれません。

両者の一番の違いは加工スピードです。

大工が1人で1ヶ月〜1ヶ月半かかる建物でも、プレカット加工なら通常4〜5時間で終わります。

最新の加工機械なら一棟分が2〜3時間ではないでしょうか!

勿論、スピードが速いという事は加工費の低減につながる訳ですが...

またプレカットの方が加工精度も高いと言われます。

それが顕著に現れているのが、建て方(上棟)の時ではないでしょうか。

掛矢(かけや)と呼ばれる大形の木槌で叩く音が無くなりましたよね?

何故なら、叩かなくても組み合わさってしまうからです。

ここで「凄い!」と思う人もいれば、「接合部が弱いのでは?」と考える人もいると思いますが...

現在は建築基準法で接合部分に金物による補強が義務付けられているので、プレカットでも弱いという事はありません。

ただ、大工による手刻みでは、女木(めぎ)という凹部分の寸法より、男木(おぎ)という凸部分の寸法を若干大きくして、掛矢で叩き込んで木を一体化させているという見えない部分への拘りがあることも知って欲しいのです。

なので金物が無くてもぐらつきはありません。

もう1つ、プレカットと手刻みの大きな違いですが...

手刻みの場合、加工する前に大工が使用材料をチェックして適材適所に使い分けます。

悪い材があれば材木屋に言って取り替えてもらいます。

プレカットの場合、大工は上棟時に初めて構造材とご対面することになります。

木材はプレカット屋または材木屋任せになってしまうという事です。

上棟当日になって「この材は...」となっても手遅れなのです。

グラシアホームは100%手刻みではなく、プレカットを利用することも時々あります。

しかし実際は、もっと手刻みは凄いんですよと伝えて行けたらいいなと考えています。

昔から伝わる匠技を継承するという役割も、少なからず担って行きたいとも思っています。

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