収納スペースはプランニング時からしっかり確保

こんにちは(^_-)-☆
広報兼総務の鈴木です

今日は少し寒い1日となってます。
皆さま暖かくしてお過ごしくださいね。

今日は収納についてお話しします。
プランを立てられる際に悩まれるのが収納スペースです。
収納スペースはいくらあっても嬉しいものですが、どこに確保すのか悩みますよね。
住んでみないとなかなかイメージつきにくく・・。
この記事を読まれて少しでも参考になれればと思います。

収納をする物によって収納スペースは変わります。家族の生活スタイルや趣味によっても各個人で持ち物が変わりますから、収納も適材適所で考えましょう。その場所に収納する物を考え、奥行き、幅、高さを考慮して機能的な収納ができれば、住空間を広くとることができます。


収納する物を把握し、プランニング段階から収納スペースを確保しておくと、住空間が広くとれます。

●必要な収納スペースは15%が理想
現実の収納スペースは、マンションで6~8%、戸建てで8~10%ぐらいとられています。特に戸建ての場合、収納スペースが1ヵ所にあるわけではないので、実際には、これでは収納スペースが足りないというのが現状で、15%くらいあると理想的です。

● プランニング時から収納スペースを確保する
収納スペースは、プランニング段階からきちんと確保することが大切です。家庭にある物を把握し、どれだけの収納スペースが必要なのかを検討する必要があります。基本は、各個人の物は各部屋に収納し、納戸のような共有スペースにはその他の物を収納するという収納スペースの使い分けが必要だと思います。ただ、家族の生活スタイルの変化により生活必需品も変化し、持ち物の傾向が変わっていきます。現在のスタイルに合わせながらも、将来的に棚を付けられるよう壁に補強下地などを入れ、多少のリフォームができる設計をしておくと便利です。

● 使用頻度によって配置する
自分の物は自分の部屋に収納することを基本に、取り出しやすさ、機能性を考えて収納法を考えます。
スペースはあるのに使いづらいと思うのは、収納の仕方に問題があります。入れる物により、奥行き、幅、高さは違います。物の上に物を重ねるのではなく、棚の有効活用を考えましょう。例えば、棚やハンガーパイプを活用する場合、使用頻度の低い物を高い位置の棚に、使用頻度の高い物は目線から手の高さくらいまでの取りやすい位置に、重い物は下に配置することで使い勝手は数段良くなります。市販のケースなどを活用して自分なりの簡易収納を作るのもよいでしょう。

■使用頻度による収納位置

使用頻度によって、収納する物の置く位置を変えると、使い勝手が良くなります。

本などの重い物の収納にも便利な引き出し式の収納。

● 簡単に収納場所を増やす
後から収納場所を増やすということは、生活動線への配慮が必要になります。また、床下や屋根裏の収納スペース増設工事時に、断熱材を切断しなければならないなどの問題もあります。断熱材を切断し、きちんと処理できていないと、断熱効果に不具合が起こる可能性がありますので、リフォームの際には注意が必要です。
簡単にできるリフォームでは、使う物の大きさに合わせて棚を作る、フックやハンガーパイプを活用するなどが考えられます。あるいは、リビングなどはスペースを確保して収納用の家具を置き、見せる収納にしてもよいでしょう。
現状にプラスしたスペースが必要な場合は、床上げ簡易収納も有効な方法です。現在より床を30cm上げる事で、収納スペースが確保できます。重さのある本なども30cmあれば立てたまま収納できるため、取り出す時も便利です。また、構造上、床下収納を造ることが難しい場合は、収納ユニットを利用すれば、その下を床下収納のように使うことが可能です。