2020.9.21 上棟

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9/21 約2か月間の手刻み作業を終え、お天気にも恵まれ無事にこの日を迎える事が出来ました。手刻みでの注文は約1%程と言われております。どちらにしろ建物が完成してしまったら見えなくなってしまう部分ですが、2か月間大工職人が知恵を絞り、工夫を凝らして仕口や継手を加工して建てたられた住まいはその分長く愛着を持って住まう事ができるのではないかと思います。

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来月棟上げに向け墨付け切込みを開始しました。

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最近はプレカットの機械も優秀になり、コンピュータと連動して、かなりの精度で刻み加工ができるようになりました。しかし、自然木の曲がり梁などは、プレカットでは扱えません。「手で刻む」からこそ、四角い材木ばかりでなく、丸太や自然木をも活かした木の家づくりができるのです。

「仏作って、魂を入れる」と言いますが、大工が自分の手をかけて刻んだ材と、工場から運ばれてくる材とでは、魂の入り方が違います。まっさらな材を、そのご家族のことを思い浮かべながら刻む。そのようにして、一棟一棟、コツコツと作る。実はそこに、プレカットと手刻みのいちばん大きな違いがあるのではないでしょうか。

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